食事や買い物を終え、いざお会計。金額をただ伝えるだけなら、レジに表示された数字を見せればいいけれど……せっかくなら、より相手に好印象を与える“魔法のコトバ”を身に付けてみませんか?
英語フレーズ連載の第3回目は、会計時の言い回しについて勉強してみましょう!
<登場人物>
ミサキ:
大学2年生。しっかり者でオシャレ。渋谷の某アパレルショップでアルバイト中。
タクヤ:
同じく大学2年生で、ミサキのクラスメイト。原宿のカフェでアルバイト中。
セイン教授:
ミサキとタクヤが通う大学の名物教授。英語で困っている学生がいると、どこからともなく現れる。
タクヤ~! 次の経営学の講義、教室Aだよね。一緒に行こう♪ そういえば最近、カフェでのバイトはどう?
セイン先生のアドバイスもあって、かなりいい感じ! 外国人のお客さんに慌てなくなったし、ほかのバイト仲間にもフレーズを教えてるんだ。
すごいじゃない! ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど、お会計のときってどうしてる?
うちの店はアパレルだから、金額を言うだけだと、ちょっと冷たいかなって思ってて……。普通は「これ、かわいいですよね~」みたいに一言添えるじゃない?
言われてみれば……。なにか気の利いた一言を添えたいよね。教えて、セイン先生~!
二人とも、だんだん英会話に慣れてきましたね。カフェやアパレルなど、接客業で使えるとっておきのフレーズを伝授してあげましょう。それが、コレです!
今回のおもてなしフレーズ
●いかがでしたか?
How was everything?
「いかがでしたか?」の意味で、「How was everything?」を使ってみましょう。こう聞くと、相手はきっと「Really good.」など、一言返してくれますよ。
このワンクッションを金額提示前に入れると、ちょっとしたコミュニケーションが生まれて、相手もいい気分になってくれるはず。
その表現なら、相手の率直な感想がわかって便利ですね。
お会計時の一言といえば、私のお店は現金だけっていうのも伝えたいんですけど「Cash only.」だけだと、ぶっきらぼうな感じになっちゃいますか?
それだけでも問題はありませんよ。でも、より丁寧に表現したいなら、文頭に申し訳なさを表す「I'm afraid」をつけて、「I'm afraid we only take cash.」とすると、いいでしょう。
確かに、日本語でも「申し訳ございません」って言うもんね。
ほかにも、そもそもお会計はどこでするのか伝えたいときもありますよね。
「レジでお会計をお願いします」と言いたいときは、「Could you pay at the cash register?」と言ってみましょう。
数字の表現は、結構間違いやすいものです。トラブルを避けるためにも「This is the total amount.」と言いながら、レジの数字を指せば、相手にもわかりやすくて、ミスもありませんよ。
確かにそうですね。これで会計時の英語表現に自信がつきました!
お会計が終わったら、「Have a good day.」と言って送り出すと完璧ですよ!
<まとめ>
【OK例】
How was everything?
お会計の前に、サービスの感想を聞く定番のフレーズ。
Could you pay at the cash register?
レジでお会計をお願いしたいときに使ってみよう。
This is the total amount.
お会計は上記のフレーズを使って、レジの金額を指さすとスムーズ。
Have a good day.
会計終了後は「よい一日を!」と、一言添えると好印象。
⇒アパレルのバイトを探してみる!
<取材協力>
デイビッド・セイン (David Thayne)
英会話学校経営や翻訳、英語書籍・教材制作などを手掛ける「AtoZ」代表。日本で30年近く英語を教え、日本人のための英語マスター術を多数開発。著書に、「大人気セイン先生の 言いたいことが2、3語で伝わる びっくり省エネ英語」(主婦の友社)などがある。
▼Smart English
http://www.smartenglish.co.jp/
(イラスト/藤田マサトシ)
▼こちらでも最新情報を発信しています!
・
・
・LINE公式アカウント〔 LINE ID: 〕